ボーカルマイクの定番!SHURE(シュア)のおすすめマイク
2020.10.14音響ボーカルマイクの定番と言えばSHURE(シュアー)のマイクです。音楽スタジオやライブハウスにあるマイクには、SHUREの製品が数多く選ばれていることをご存じでしょうか。今回は、マイクのご購入を検討中のボーカリスト向けに、SHUREのおすすめマイクをご紹介します。
SHURE(シュアー)とは?
SHUREは、1925年にシドニー・シュアーがラジオキットやパーツの販売のために創業した企業です。大恐慌の後、ニーズの変化に合わせ、マイクを扱うようになりました。
1939年には、業界初となる単一指向性マイクであるモデル55を発売し、アメリカ大統領の演説などでも用いられました。さらに1966年には、現在もスタンダードなマイクとして世界中で愛用されているSM58を発売。現代でもなおライブハウスなどで、定番機として使用されています。
SHUREはマイクだけでなく、イヤホンやヘッドホンメーカーとしても知られています。中でもSE215は、定価1万円を超える高価なイヤホンにもかかわらず根強い人気を誇る名品です。
ボーカリストが「マイマイク」を持つメリット
ボーカリストがマイマイク(自分専用のマイク)を持つことは必須ではありませんが、持っておいて損はありません。ここでは、マイマイクを持つメリットをご紹介します。
自分の声質に合ったマイクを使用することで繊細な表現ができる
マイマイクを持っていない場合、用意されたマイクが自分の声に合わなくても、妥協の上それを使わざるを得ません。そのようなとき自分の声質に合ったマイクがあれば、常に思い通りの表現に近いパフォーマンスが可能となります。
マイクの個体差の影響を受けない
マイクは同じ機種でも均一な性能を持っているわけではありません。特に音楽スタジオやライブハウスなどのマイクは経年劣化している場合があります。マイマイクを持っておけば、現場にあるマイクの質に左右されることもありません。
衛生面でも安心できる
音楽スタジオやライブハウスで用意されるマイクは、不特定多数の人が使用します。メンテナンスが適切に行われていても、衛生面を気にされる方はいらっしゃるかと思います。マイマイクがあれば、そのような心配をする必要もありません。共用マイクを通したウイルス感染の心配もなくなります。
基本のマイクの選び方
マイクと一口に言っても、さまざまな種類・形のものがあります。では、マイマイクはどのようなポイントを重視して選べば良いのでしょうか。
ダイナミックマイクとコンデンサーマイク
ライブで使用するならダイナミックマイク、レコーディングならコンデンサーマイクを選ぶことが一般的です。ライブでダイナミックマイクが好まれるのはその頑丈さによるところが大きいのですが、ボーカルの特性次第でコンデンサーマイクを使用する場合もあります。
マイクの指向性
音楽では単一指向性のマイクが使用される機会が多いのですが、単一指向性のマイクにもカーディオイドやスーパーカーディオイドなど、いくつかの種類があります。カーディオイドはマイク前面の感度が高く、背面の感度が低いのが特徴です。スーパーカーディオイドは、前面での音を拾う範囲が狭めですが、背面の感度がカーディオイドよりも高い点が特徴です。
有線マイクと無線マイク(ワイヤレスマイク)
音質は有線マイクのほうが有利ですが、パフォーマンス次第ではケーブルが邪魔になる場合もあります。激しいパフォーマンスを行う場合は、演奏者の動作に自由度をプラスできる無線マイクがおすすめです。
マイクの基本の選び方については下記の記事でもご紹介していますので、ぜひご参考にしてください。
https://www.jato.jp/magazine/audio/microphone-choice/
初めてのマイマイクとしてもおすすめなSHURE製マイク
ここでは、種類別にSHURE製のおすすめマイクをご紹介します。
高性能・ハイクオリティな音質を求める方におすすめのSHURE製マイク
ここでご紹介するのは、より高性能なマイマイクを求めている方向けのハイグレードマイクです。
まとめ
SHUREは、マイクにおけるグローバルスタンダード的なブランドです。マイク選びに迷っているなら、SHURE製マイクを選んでおけばまず間違いはないとも言えるでしょう。
マイマイクを持つとマイクへの愛着も湧き、パフォーマンスへのモチベーションの維持や向上にも一役買ってくれるはずです。ぜひ、ご自身に合った1本を探してみてください。
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