こだわりのお部屋、おしゃれなカフェなど店舗のインテリアにもよくなじむ陶器製スピーカー「POTTS(ポッツ)」のご紹介
2021.10.06音響スピーカーは無機質に見え「お部屋や空間のイメージに合わない」「隠しておきたい」と思われてしまうこともありました。
そんな中で、美しさと音質の両立を兼ね備えたスピーカーが「POTTS(ポッツ)」です。
おうち時間が増えた現在、妥協せずに大好きなものだけに囲まれて過ごしたいという方も増えてきました。
POTTSなら、音にも、見た目にも、空間演出の一翼を担えるのではないでしょうか。
POTTSの音
一般的なスピーカーと異なり、POTTSは水平方向の指向性がありません。
360°に広がる音は、部屋のどこにいても同じように聴こえます。
音楽をかけながら部屋の中を移動しても大丈夫。どこにいても心地よく音が届きます。
丹波立杭焼(たんばたちくいやき)で作られたエンクロージャーは、独特の響きを持ちます。
その音は尖っていないやさしい音。陶器製であることから、硬くキンキンとした音をイメージされるかもしれませんが、POTTSの音はやわらかく、やさしい音が部屋いっぱいにひろがります。
【POTTS視聴動画】
そんなPOTTSには、ゆったりしたアコースティックな音楽がぴったり。音楽をかけながらキッチンでお料理したり、ダイニングでお茶を飲んだり、ソファで本を読んだり・・・。
360°に広がる音は聴く場所を制限しないので、いつでも音楽と一緒に過ごせます。
のんびり、穏やかな気持ちになりたいときには、小鳥のさえずりや、川の流れ、森の音といった自然の音などもおすすめです。優しく響く音があなたを包みこみます。
このスピーカーは1台でお部屋全体を音で満たしますが、2台でステレオ再生することも可能です。
ソファで音の広がりを感じたい、という場合はソファの前に左右2台置いていただくことでステレオイメージを楽しめますが、特性上、音源が明確にならず、広がりを拡張するという表現がしっくりきます。
POTTSのかたち
丹波立杭焼のきれいな陶器でできているので、インテリアのアクセントになります。
インテリアになじむことから、従来は部屋の端に追いやられていたスピーカーを身近に置くことができ、音の広がりにもつながります。
パッと見ただけではスピーカーとはわからないかたちなので、初めて体験した人からは「どこから音が鳴っているのかわからなかった」という感想をいただきます。
音楽をかけておきたいけど主張するオーディオ機器は置きたくない、というお部屋にも最適です。
8パターンの最終試作品の中から、試聴を重ね、音の響きがよく感じられる3つをピックアップしました。それらを、立命館大学 情報理工学部 音情報処理研究室 西浦敬信教授ご協力のもと計測、解析。その中で一番音のバランスがよかったかたちを採用し、納得のいくものになりました。
表面の仕上げは釉薬によって決まります。今回選べる仕上げは7種類。いずれも立杭の土と相性がよい釉薬を、大上磯松氏が厳選しました。お部屋のイメージに合う仕上げを選んでください。
モダンなお部屋やモノトーンで統一したい空間なら「あいすみちゃ」や「しんじゅいろ」
お部屋のアクセントにするなら「うすあい」や「あいじろ」
和室や落ち着いたお部屋には「きみるちゃ」「すずめちゃ」「やきしめ」
がおすすめですが、お部屋や空間のイメージ、演出したい雰囲気によってお選びください。
※カラーは日本の伝統色から近い色をイメージして名付けました。
正式な色とは異なる場合がありますので、ご注意ください。
POTTSの名前とロゴ
POTTS(ポッツ)という名前はPottery speaker(陶器スピーカー)に由来します。
ロゴのOと中の●は、スピーカーのコーンを表現しています。
POTTSを上から見ると、ちょうどロゴのように見えます。
※POTTSは商標登録申請中です。
丹波立杭焼(たんばたちくいやき)とスピーカーの出会い
音響システムメーカーであるジャトー株式会社は、大手音響機器メーカー製のスピーカーをシステムに組み込んで数々の音響空間をつくってきました。
今回のプロジェクトでは、人のつながりから、丹波立杭焼の陶芸家である大上磯松氏と出会い、大手メーカーが作っていない、音が鳴る陶器、陶器製スピーカーをつくってみよう、というアイデアが生まれました。
せっかくなら陶器の持つ審美性と心地よい音を両立したい。
陶芸家と音響システムメーカーが手を組み、できあがったのがPOTTSです。
開発初期には、電源不要のスマホスタンドタイプでの試作も行いました。このタイプも気軽に使えてスマホの音がしっかり聴こえることがわかりました。
しかし、音響のプロであるジャトーが作るからには、音にも妥協したくない。そんな思いから、6.5cmのフルレンジユニットを使用したスピーカーになりました。
丹波立杭焼(たんばたちくいやき)について
丹波立杭焼は、日本六古窯の一つとして日本遺産に認定されています。その歴史は古く、発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれています。
実用的な皿・鉢・徳利・ぐい呑・グラス・マグカップ・花器・茶器など「生活用器」が主体として作られますが、魅力的な色や模様から、観賞用としても愛陶家に広く知れ渡っています。
近年には、伝統を生かしつつ、斬新で新たな息吹にあふれた作品も制作されています。
大切にすれば1000年以上もその姿を保つ「恒久性」を持つ一方、ちょっとした不注意によって、ほんの一瞬で壊れてしまう「はかなさ」も持ち合わせている陶器。
大上磯松氏によってひとつひとつ手作りされるエンクロージャーの中に、全く同じものは一つとしてありません。
そのあり方は、日本人の心の中にある美意識、”わびさび”に通じます。
手作りでありながらも、スピーカーユニットを確実に取り付けられるよう、決まった大きさの中でお作りいただく、緻密で繊細な作業。まさに職人技です。
心を込めて作られた特別な1台をお届けします。
BGMの効果
音楽は聴覚情報として聴く人に影響を与えます。
家具やインテリア、壁紙や照明にこだわって思い通りの空間を演出するように、BGM用の機材や再生する音楽にもこだわることで、より、イメージ通りに空間をデザインできます。
イメージ誘導効果
格調高いクラシック音楽からは高級感を、流行りのポップミュージックは親近感を感じられる効果があり、
空間演出に音楽を活用することができます。
感情誘導効果
音楽の持つ、人の気持ちを動かす効果です。
アップテンポなBGMは気持ちを盛り上げ、スローテンポなBGMは穏やかで落ち着いた気分へと誘導することができます。
マスキング効果
ある音で他の音を隠す効果のことです。
最近はメールでのやりとりが主流となり、事務所の電話はあまり鳴らなくなりました。シーンと静まり返ったフロアにキーボードを打つ音が響いている事務所も多いのでは?そういった事務所はBGMを流すことで居心地の良さがアップします。ぜひお試しください。
このように、BGMにはさまざまな効果があります。
空間演出の一つとして、ぴったりな音楽を流してみるのはいかがでしょう。
お仕事中は集中できる曲を。それ以外の時間にはゆったりできる曲を。
ポップミュージックが好きな方でも今日は歌詞の入っていないクラシック音楽が聴きたい気分など、日によって求めている音楽が異なることもあると思います。同じ空間でもBGMを変えるだけで、空間の雰囲気を変えて、気持ちを切り替えることができます。在宅勤務のお悩みを解決するきっかけにも。
POTTSの仕様
すべて、ひとつひとつ手作りとなります。
【形式】フルレンジ
【寸法】上部直径約26cm、高さ約35cm(※ひとつひとつ手作りのため個体差が生じます。)
【質量】約4.2kg(※ひとつひとつ手作りのため個体差が生じます。)
【許容入力】15w(PGM)
【公称インピーダンス】8Ω
【スピーカーユニット】6.5cm
【エンクロージャー】陶器(丹波立杭焼)
【入力端子】ネジ式(バナナプラグ対応)
※POTTS単品で音を鳴らすことはできません。別途アンプをご用意ください。
スマートフォンなどを音源とする場合には、レシーバーもしくは接続ケーブルなども必要になります。
<図上>POTTS接続端子画像(ネジ式 バナナプラグ対応)
POTTSが1台の場合、片チャンネルのみが再生されます。スマートフォンなどでモノラル設定にすることをおすすめします。
Q&A
【Q1】
POTTS単品で音を鳴らすことはできないの?
【A1】
POTTSにはアンプが必要です。ご自身でお好きなアンプのご用意をお願いいたします。
【Q2】
どこに置いたらいい?
【A2】
POTTSの音は上方向にひろがります。高い位置よりも床に置いていただくことをおすすめします。
そうすることでお部屋全体に音がひろがります。
【Q3】
音を聴いてみたいのだけど…
【Q3】
日本食レストラン茂楽樹さま(大阪市北区末広町2-5)に試作品を展示しております。Bluetooth接続でお持ちのスマートフォンなどの音を再生可能ですので、よろしければお立ち寄りください。遠方の方や都合のつかない方は、視聴動画でご確認いただければと思います。
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