この度、BOSE PROFESSIONALさんのご招待で、人気のポータブルPA「L1 PROシリーズ」「S1 PRO+」のスピーカー試聴会に参加させていただきました!
BOSEの「L1 PROシリーズ」「S1 PRO+」は、プロのミュージシャンや路上ライブ、イベント、企業などの仮設スピーカーとしてなど、さまざまな場面で活躍する人気のポータブルPAシステムです。
今回は、試聴会で実際に音を聴き、体験することができたので、その感想と製品レビュー、おすすめポイントなどを共有させていただきます!
ポータブルPAってどんな感じ?どうやって選べばいいの?どう使えるの?と感じている方のご参考になれば幸いです。
試聴会の概要
- 開催日:2025年1月29~30日
- 会場:大阪市 @5th Street 南堀江
- 主催者:BOSE PROFESSIONALさま
- 参加者層: 音響関係のお仕事をされている方など

会場の5th Street南堀江はアコースティックサウンドにこだわったライブスペース。
入口やフライヤーコーナーには、アーティストのライブのチラシに混ざって、今回の試聴会の案内やS1 PRO+の製品カタログも。


階段をあがっていくと、2階のBAR StyleのフロアがS1 PRO+、3階、Hall StyleのフロアがL1 PROの試聴用にセットされていました!
L1 PROシリーズの特徴と魅力 -音・機能・持ち運びやすさをチェック-
まずは、13時スタートのL1 PROのプレゼン/ライブ演奏を体験するため3階へ。
ステージの横には、外側から「L1 PRO 8」「L1 PRO 16」「L1 PRO 32」が設置されています。L1 PRO32用の「SUB2」はステージ上に。バンドもセットされていて、ライブに来たかのようにわくわくしてしまいました。


はじめにBOSE PROFESSIONAL岡本さんより、製品のプレゼンです。
L1 PROシリーズは、「パフォーマンス」「可搬性」の両方を兼ね備えたポータブルPAシステム。ライブやイベント会場、企業セミナー、結婚式など、さまざまなシーンで活躍します。
教えていただいた特徴や機能の中でも、「すごい!」と感じたポイントをご紹介します。
楕円形のウーファー

独自の楕円形ウーファーは、スリムで幅をとらないことで持ち運びやすいだけでなく、大型の円形ウーファーに匹敵する重低音も実現しているそうです。
たしかに、持つところが身体から離れると持ちにくいですもんね。
さらに、重心を上にすることで持ったときに軽く感じられるように工夫されているとのこと。
ばらばらにして、組み立てて。持ち運びも接続も簡単!
L1 PROシリーズは、モジュラーシステムになっています。
「L1 PRO 8」「L1 PRO 16」はウーファー部分に、「L1 PRO 32」はパワースタンドにそれぞれアレイスピーカーをさして組み立てるだけで、接続もできてしまうとのこと。
ケーブルの接続がいらないので、超スピーディーで簡単です。
「L1 PRO 8」「L1 PRO 16」は、エクステンションを省いて使用することもできるので、本体をステージやテーブルに設置するときにも、聞いている人にとってちょうどいい高さに音を届けられます。

ミキサー内蔵、アプリで操作も
本体に3chミキサーが内蔵されていて、ノブを押して回すだけで簡単に操作が可能、さらに、本体からだけではなく、スマホ用のアプリからリモートでも簡単に操作することができるんです。
会場のさまざまなところから調整できるって助かりますよね。
しかも、シーンメモリー機能があるので、この曲はこれ、MCのときはこれ、のように簡単に適切な調整をすることができます。
「L1 PRO 16」と「L1 PRO 32+SUB2」の音をチェック!
プレゼンの声もクリアにきこえていましたが、気になるのは音楽。
「L1 PRO 16」と「L1 PRO 32+SUB2」をデモ音楽とバンドの生演奏で試聴。
バンドは、ボーカル/ギター・ベース・パーカッションの構成です。
低音はしっかりとした迫力がありつつ、ボーカルもクリアにきこえバランスの取れた音質が印象的でした。
最前列に座っていたので、実際の生音とスピーカーからの音、どちらもしっかりきこえて思わず聴き入ってしまいました。
今回、演者さん用にモニタースピーカーは使用しておらず、少し内向きにしたL1 PROからの音をモニターにしているとのこと。シリーズの特徴である、アーティクレーテッドラインアレイで水平方向に180°をカバーしているからこんなこともできるんですね。

フリータイムには、参加者の希望に応えたデモ音楽の再生も。
そして、「ポータブル」ってどれくらい?わたしも持てるかな?
ということで、実際に持たせていただきました!
お借りしたのは、「L1 PRO 8」のウーファー部分。おぉ。結構ずっしりしています。
さすがに「軽い!」とかではないですが、持てる重さです。男性スタッフさんはらくらく持ち運んでいました。


L1 PRO16のキャリーバッグにはコロコロもついているとのことで、持ち運びはより簡単になりますね。
S1 PRO+の特徴と魅力 -音・機能・持ち運びやすさをチェック-
続いてS1 PRO+のプレゼン/弾き語り演奏を体験するため2階へ。
こちらもまずは、BOSE PROFESSIONAL岡本さんより、製品のプレゼンです。

人気製品S1 PROから、ユーザーの声に基づいてアップデートしたS1 PRO+。
フォルムは流線形になり、重量も450グラム軽い6.5kgになっているとのこと。
こちらも「すごい」と思ったポイントをご紹介します!
完全ワイヤレスのポータブルPA
「完全ワイヤレス」というとイヤホンをイメージするかもしれませんが、S1 PRO+はPAシステムそのものがワイヤレス。
マイクも、楽器も、電源もすべてケーブル不要で、どこでも自由に、ライブやイベントを行うことができます。バッテリーの駆動時間は最大11時間。安心して1日中使用できます。
マイクや楽器もトランスミッター(別売)を使用することで、ワイヤレス接続が可能に。
ケーブルがないので、スピーチや演奏をしながら、ステージ上やフロアを自由に動き回ることもできます。トランスミッターの充電や、本体とのペアリングも、トランスミッターを本体に収納するだけなので、手間が一切ありません。
もちろんトランスミッターを使用せず、XLRやステレオミニでの入力も可能です。

USB接続でライブ配信も簡単!

配信が当たり前になった現代。せっかくライブをするなら、リアルタイムに配信したり、きれいに録音したりしたいものです。
S1 PRO+のUSB-CポートからPCなどへ接続することで、今この場と同じそのままの音源を使用してライブ配信や録音をすることもできます。
USB-Aポートもあるので、スマホやタブレットなどを充電することもできます。これは非常時にも大活躍するので、一家に一台S1 PRO+の時代が来るかもしれませんね。
自分の居場所は自分で判断。
小型で、さまざまなシーンで設置可能なS1 PRO+。
床に置いて使用することも、スタンドやテーブルに設置することも想定されます。
なんと、内蔵されたセンサーで「後ろに傾けた床への設置(路上ライブなど)」「横向きにした床への設置(フロアモニターなど)」「スピーカースタンドに設置(DJ/PAシステムなど)」「テーブルの上への設置(会議など)」の4つのポジションのどれであるかを感知し、ポジションの変化に応じて自動で音質の最適化を行ってくれるとのこと。
ライブ用にも、練習用にも、会議用にもこれ1台で対応可能です。
「S1 PRO+」は、コンパクトなのに驚きの音質!
説明の後はデモ音楽と、お待ちかねの弾き語り演奏を試聴。
さきほどバンドでボーカル/ギターを務められた豊田さんの弾き語りです。
最後方の席に座っていたわたしにもしっかり届くパワフルさがありながら、繊細な息づかいやニュアンスまではっきりと再現されていて、まるで生音がそのまま拡声されているような感覚でした。

せっかくなので、S1 PRO+も実際に持たせていただきました。

6.5kgということで、5kgのお米とお野菜など、ちょっと多めにお買い物したときくらいの重さ。
充分持ち運べるサイズ感です。
さらにS1 PRO+も重心が上のほうに設計されているとのことで、実際の重さよりも軽く感じられ、片手でもしっかりと持てました
ToneMatch EQを体験!
L1 PROシリーズ、S1 PRO+ともに、「ToneMatch EQ」を使用することができます。
ToneMatch EQとは、プリセット設定で適切な音質補正を行ってくれる機能。オペレーターのいない環境でも簡単に適切な音質にすることができます。
「マイク」を選択した場合には、一般的なハンドマイクを使用するときに自然に聞こえるように調整してくれるのだとか。
オン/オフを体験してみると、確かに聞き取りやすい印象になっています!
設定はスマホアプリから遠隔でできるので、本体には一切触れることなく、まるで魔法のように切り替わっていました。
楽器のブランドやモデルから最適なプリセットを選んで使用することもできるので、実際に使用しているモデルのToneMatch EQを使用するほか、「今日は憧れのあのブランドのあのモデル(風)にしようかな~」なんて使い方も楽しそうです。
こんなシーンや用途におすすめ!L1 PRO & S1 PRO+
それぞれの製品のおすすめ用途、シーンがこちら。
- L1PRO 32:フルバンド、DJ/結婚式、クラブ、フェスティバルなどの大規模会場
- L1PRO 16:シンガーソングライター/クラブやバーなど小中規模の会場
- L1PRO 8:ソロやデュオの弾き語り/レストランやカフェなどの小規模会場
- S1 PRO+:路上やインストアライブ・会議・イベント/自宅や街などあらゆる場面
L1 PROシリーズもS1 PRO+も、「持ち運びやすさ」「高音質」「使いやすさ」を叶えたポータブルPAシステムなので、会場の広さやオーディエンスの数、用途に応じて、ちょうどいいモデルをお選びいただけます。
バンドやミュージシャン、シンガーソングライターなど、演奏されるみなさん。
DJ、パーティー、ダンスレッスンなど、音楽を使った各種イベントを行うとき。
企業や学校などでのセレモニーなど、スピーチを中心とした拡声が必要なとき。
イベントスペースや店舗など常設は難しい場所での可動式オーディオとして。
生演奏も、音楽再生も、音声の拡声も、BOSEのポータブルPAなら最高のパフォーマンスを行うことができます。
試聴会に参加した感想
今回、試聴会に参加しての感想は「ポータブルPAって楽しい!」でした。
特に、S1 PRO+は、誰でも簡単にどこにでも持ち運べて、どんな場所でもライブ会場にできてしまうという印象を受けました。

バンド/弾き語りの生演奏をご担当された豊田さんも、
「ワイヤレスでの接続は音の印象が変わってしまうイメージがあったけれど、そのままの音でびっくりした」
「通常は会場にアンプやケーブルを持ち込むけれど、ケーブルだけでも意外と重い。それらよりもS1 PRO+のほうが軽いくらい。これ1つでいいのがすごい」
と感想をおっしゃっていました。
これを読んでくださったあなたも、BOSEのポータブルPAを使用して演奏したい!となっているのではないでしょうか?
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今回ご紹介した各製品は、いずれも業務用音響機材の通販サイトJATO online shopでお買い求めいただくことができます。
BOSEのポータブルPAで、あなたのライブ・イベントをもっと素敵に!


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